安西水丸展に行く

  描けるはずもありません(笑)。
  描けるはずもありません(笑)。

美術館「えき」KYOTOで開催していた安西水丸展に行ってきました。イラストレーター水丸さんの描く個性的な作品は、ソフトな感じでほっこりした雰囲気なので好きです。

 

もっと言えば「これなら僕でも描けるかも」と思える様な、ものすごく簡略化された絵です。では描けるのか。描けるはずもありません(笑)。

 

水丸さんは日大芸術学部を卒業後、電通に勤務。その後ニューヨークのデザインスタジオで数年過ごされたという経歴の人で、以後、フリーのイラストレーターとなりました。「ガロ」や「宝島」「ポパイ」といった雑誌を舞台に活躍した人でもあります。

 

1970年代。「ヘタウマ」という言葉が当時はやりました。水丸さんの描く絵もそうでしょうか。高度成長期は企業が予算をドンドン使えた時期なので、広告、ポスター、雑誌の全盛期でしたね。

そして、沢山の作家さんがデビュー。イラストレーターという職業が確立した時期でもあった様に思います。

 

展示会を後にして東山区の古物商へ。ここではブリキ製のおもちゃや看板、照明器具、家具などが展示されているのですが、目についたのがズシリとした重量感のあるアメ車。でもお店のオーナーさんが「これは売りません」(笑)と。

 

「水丸展」で気持ちが高揚していたこともあり、ブリキ製の飛行機を購入。もちろん水丸風に絵を描いてみるためであります。さて。